スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ねぇ、サヨナラを紡ごうか
2012-12-29 Sat 20:19
何だって良いんだと、そう言ったのは「私」で
全てを頼むと言ったのも私だった

全てを諦め、生きる気力も何も無く、ただ人形同然の感情の無さ
食事も生きる為の義務
最低限の栄養だけを取れればそれで良いという考え

私は元々から生きる事に膿んでいた
「人は死ぬために生きている」
軽く口癖になるくらいに言い続けた言葉

周りの人が長生きを望む中
長生きの何処が良いのかを全く理解出来なかった
現実を見、そこまでしてまで望む「生」
それ等の何が良いかを気付く事もない

元々、感情はあってない様なモノ
軽い物は合っても深い感情なんて持ち合せて無かった
喜怒哀楽の中でも泣くと言う感情は理解が無かった
誰が死んだとしても「あぁ、“生き物”だからね」と済ませる
ただ、それだけ

精神が摩耗し、疲れ果てて、多重人格化するのに時間は掛らなかった
気付いた時には立派な多重人格者

初めて愛おしいと言う感情を知った
初めて心からの喜怒哀楽を知った
全てが初めての出来事だった
それと比例して、過去の記憶はほぼ消え去っていた

封じてしまったのではない
思い出す事さえもない、記憶の奈落へと落として消去してしまった
だから今でも記憶はない
否、思い出す事すら出来ない

何だって良いんだと、そう「彼等」に言ったのは「私」
自分達は人格であって現実にはいないのだという
それに反論して“何だって良いんだ”と言ったのは「私」
諦めていた頃に言った言葉の音とは大違い

そして、最期に全てを頼むと言ったのも私だった
最後の最期まで彼等にだけは感情を向けられた
幸せだった

さぁ、サヨナラを紡いで終わろう
スポンサーサイト
別窓 | モノクロの音は斯く語る。 | コメント:0 | top↑
大丈夫、だよ
2011-02-09 Wed 10:33
笑顔で言ってくる「大丈夫」という言葉
それが負担を掛けさせまいとしている言葉だと気付いたのは
きっと、俺だけ。

最近のアイツは体調不良続き
プライドなんかじゃなく、負担がいくからと
誰もいない所で屈み込んでいる事を俺は知っている

俺はアイツの兄であり、保護者
大切に愛しむと共に体調管理をも担う
良き相談相手としてサポートに回るのが役割だ

1度だけ、たった1度だけ
人の目の前で屈み込んでしまったと言っていた

人の失敗に対しては怒らないアイツが舌打ちしていた
感情の使い方が分かり難いのだと言っては喜怒哀楽の演技をする事がある
人間からかけ離れていると自嘲しながらの演技

アイツが確実に怒るのは自分自身のミス
今回の屈みこんだ事柄はかなりの怒りを覚えたらしい

バレない様にと気を使っているのにも関わらず
目の前なんて状況は体調不良をあからさまに気付かせてしまう
大丈夫だと言っても、それが通るかは分からない
不安でもない、ただ漠然とした怒りだけがアイツの中に残る

でもそれは、風邪ではなく、病気でもない
ただ、身体の能力が少しずつ落ちているだけの事

だからこそ、アイツは笑って言うのだろう
「大丈夫だよ」と。
別窓 | モノクロの音は斯く語る。 | コメント:0 | top↑
黒と白の言の葉。
2010-12-21 Tue 22:09
誰も知らない私がいる
誰とも話した事が無い私がいる

誰とも…


生まれたからには死ぬ事は当たり前の事
永遠に続く事なんてありえない
だから、お逝きなさいな?

仮初の命を得ているのは私
本来の“私”は とっくの昔に眠りに就いた
目覚める事のない眠りの世界へ

私の本来の名前は誰も呼ぶ事はない
誰も知ら無い私がいる
誰とも話した事が無い私がいる

私は、何のために在るのかしら?

遅かれ、早かれ人間は死ぬ
避けられない事実
平等に訪れる、真実で約束
生きているのならば、当たり前の事

ならば…、私は如何なるのかしらね?
別窓 | モノクロの音は斯く語る。 | コメント:0 | top↑
黒と白の言の葉。
2010-09-29 Wed 20:04
時間が巻き戻る事は無く、幾度となく後悔する

あの時に気付いていれば
彼女は助かった、助けられた
今でも何度も夢に見る

数日前も、前日も変わりがなかった

「これからも皆でお茶をしよう!」

そんな言葉を俺達とのお茶の時間に言った彼女
誰にも気付かれない様に開いたお茶会
彼女の為だけのお茶会だった

前日も変わる事なく開かれたお茶会でも
彼女は「君達は僕にとって大切な存在だからね」
そう笑顔で言っていた

だが、気付ききれず彼女は生命を絶った
正確には眠りへと就いた

そして、今でも起きない彼女

助ける事が出来なかった
気付く事すら出来なかった

彼女の隠す能力が高かったと言えばそこまで
それでも、止められなかったのは俺達の落ち度だ

何度も後悔して、幾度となく夢に見る
時間が巻き戻る事は無いと分かっている

だから、進む時間の中で考えるしかないんだ
別窓 | モノクロの音は斯く語る。 | コメント:0 | top↑
黒と白の言の葉。
2010-09-14 Tue 09:46
鏡を見て挨拶をする
本来の主である、彼女へと

「こんばんは」

遠くなってしまった彼女の声
今でも耳に残る優しい声色
誰も聞けなくなった柔らかい音は
私の中でだけ、こだまする

私は彼女の代理人

今に疲れた、
存在理由を失った、
希望も無く絶望だけしか見えなくなった、
彼女の代理人

緩やかに、穏やかに、真綿で首を絞める様に
彼女が起きぬまま、
時だけがゆっくりと刻みを進めていく

時計の針が止まって
私が代理人として目覚めて
時折口調が変わっても、服装の好みが完全に割れても
それでも周りは気が付かない

それは
幼い時から入れ替わり、立ち替わり
バレない様にと画策した為
彼女の用意周到な準備

今でも絶望に満ちた黒よりも濃い闇色の世界で
彼女は眠り続けてる
別窓 | モノクロの音は斯く語る。 | コメント:0 | top↑
| 黒い人の戯言 | NEXT

カウンタ

ブログ内検索

月別アーカイブ

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。